WIP聞きなれない方も多いと思います。
WIPの意味や使い方を紹介します。
WIPの意味を理解し、チーム開発に恥をかかないようにしましょう。
WIPとは / WIP意味
Work In Progressの略語です。
「仕掛中」や「途中です。」という意味です。
なぜ、WIPを使うの
チーム開発において、誰が何をやっているのかというのを管理したいためです。
とりあえず、WIPと宣告しておけば
「あっ、今のこのタスクやっているんだ」となります。
WIPで進捗を可視化する
「RedmineやBacklogなどタスク管理ツールで今何のタスクをやっているのかや、日報でも書いているよ」と言われる方もいるかもしれません。
しかし、進捗度は本人しかわかりません。
「あと、少しで終わります。」と
本人が思っていても他のチームメンバーから見ると「全然終わってないじゃん」といったずれをなくすことになります。
WIPの作り方
gitを利用することを前提に書きます。
しかし、仮にgitでなくても考え方として理解していただければとても役に立つと思います。
まず、何かタスクにとりかかるとします。
通常であれば、タスクが完了してから
もしくはある程度まとまった単位でコミットやプッシュしていくと思います。
WIPの場合、まずタスクに取り掛かる時点でWIPを作成します。
# WIP:以降の文字はチームルールによって決めてください。
# WIPのみでも良いと思います。
git commit --allow-empty -m 'WIP:init'
git push --set-upstream origin wip-sample
上記のように何の変更もなし、コミットしてプッシュします。
そして、プッシュしたブランチでマージリクエストやプルリクエストを作成します。
WIP状態でマージリクエストやプルリクエストを作成しておくことで
レビューアーやマネジャー、リーダーが進捗を確認することができ、
適切なアドバイスや対応をしてくれるようになります。
ちなみにGitLabの場合、WIP:とつけておくと「このブランチは、まだマージしてはいけない」というメッセージを出してくれます。